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ミラノーイタリアの今日

 

様々な報道により、現在のミラノーイタリアの状況はご存知かと思います。筆者も1ヶ月前、突然のこの様な状況下に置かれどの様に毎日を過ごして行ったら良いのかも定らないままでの全土封鎖命令に突入したわけですが、ニュースレターでブライダルに関する何をお伝えすれば良いのか、こんな状況下に不謹慎では?などの疑問を持ちつつ、そして消化出来ないまま、とにかく早い収束を待つのみ、と考えて過ごしてきました。

 

 

その間、たくさんの方々にご心配をいただき、その会話の中で余りにも切り取り継ぎ接ぎ情報が多く伝わっている、皆さんが想像されている私達の生活とは誤差があることを感じ、それは不安を抱えている日本の皆様を更に心配させるだけ、出来るだけ正確な封鎖措置下に置かれた日常の情報をお伝えすることが現在のMSTCに出来ることではないかと思い、この記事を書かせていただくことにしました。

 

もちろん各国法律も違いますし、イタリアとその他のヨーロッパをはじめとした国々の手段保法とは若干異なりますが、もしもの時どんなことが起こるのか、生活にどの様な影響が出るのか、少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

日常的なところで皆様からの質問で一番多いのは、

”買い物はできるのか?物資は不足していないか?”  答えは ”何も問題ありません” 。

 

私達の日用品、食品はほぼ通常通り、確かに消毒液、除菌ティッシュなども購入数は限定されています。が、それらが問題なく手に入るのはその分野の生産、流通を一切ストップしていないからなのです。ここ、MSTCのオフィス近くにある牛乳工場も毎日稼働しています。 確かに医療関係の物資は不足しています。それだけ患者数が多いからなのですが、早く十分な供給ができることを願うのみです。

 

 

 

 ”買い物に行く回数は制限されているのか?”  答えは ”特にありません”。

 

家庭の人数構成やどの様な家族構成なのかによって買い物の頻度も変わってきますので、そこは個人の判断に任せられています。 ただ、感染のリスクを避ける為、皆さんなるべく回数は減らしている様ですが、元々イタリア人家庭は週一まとめ買いが一般的 だった事もありますので、特にローテーションが変わったというわけでもない様です。 唯一、規制されているのは買い物は家庭毎に代表の一人のみ。これは人を密集させて感染リスクを多くすることを避ける為、 そして混雑解消の為です。

 

 

 

”ショッピングや外食は?”  答えは ”出来ません”。

 

出来ないというより、そもそも食品、日常必需品、医薬品以外のお店は法律で強制的にクローズしています。よく、”自粛”と 勘違いされている方が多いのですが、自粛ではなく”禁止”なのです。個々の外出制限も同じ”禁止”です。 従って、店の判断で開ける、個人の判断で外食、ショッピングと言うことはありえないのです。

 

 

アメリカなどのニュースでも報道されていますが、デリバリー・テイクアウト専門店は営業可となっており、この状況下で唯一、 活性化している市場だと言えます。 日本でもお馴染みの配車サービス系列宅配サービスが参入する以前から、ここイタリアの都市部では宅配サービスが多く存在し、アプリを使用した注文方法は飲食業界で非常にシェアを伸ばしていました。そこにこの封鎖措置が追い風となったことは間違いありません。

 

毎日、家ご飯では飽きちゃいますよね、そんな方には有難いサービスとして今、更に人気が高まっており、更に今までそのサービスに不加盟、更に強制クローズを余儀なくされたレストランが次々にこのサービスを利用し始め、それ以外にもなんとか存続していく為に独自のデリバリー・テイクアウト方式を導入したり、なんとかこの局面を乗り切ろうとあの手この手を使って努力しています。日本人経営のレストランも然り。毎日日替わりのメニューをSMSでアップしながら再開の日のために日々頑張っていらっしゃい ます。同じ在伊邦人として是非、このまま上手く乗り切っていただくことを陰ながら応援したいと思います。

 

 

 

ごく一部ですが参考になりましたか? 皆、パニックになって買い占めに走った日も数日はありましたが、皆、状況をきちんと理解し、これ以上悪化させない為に 個々が落ち着いて毎日を過ごすことが大事だと認識して過ごしています。

 

 

次回は引き続きこの自己隔離時期のイタリア人の過ごし方などをお伝えしていきます。

 

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