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SPOSA ITALIAレポート − PART 1

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2019年度SPOSA ITALIAが開催されました。MSTCでは3回にわたって展示会の様子をお知らせいたします。

 

SPOSA ITALIA。世界のウエディングドレスマーケットでは欠かすことのできない重要な役割を担っている展示会。近年ではNYやバルセロナなどの展示会に注目が行っているとはいえ、無くてはならない存在がミラノ。そのミラノの展示会の中心のSPOSA ITALIAはブースのデザイン、カラーも一新、新しい時代の構築を感じさせる、そんな変化を見ることが出来ました。

 

従来の老舗のブランドは勿論、ヨーロッパや世界からの新しいブランドの参加が著しかった、そんな印象を受ける展示会でした。特に昨年から展開されているブース”WHAT’ NEW”の新人発掘のブースでは 現在も、そし今後も更なる飛躍が期待される実力満載のニューブランドが揃っていました。

 

 

POESIE SPOSAはミラノ市内ショールームにての展示になったものの、イメージとして参加。彼女たちの作り出す世界観は何ものにも代えがたい独特なポエムの世界。(画像2)

 

デビューからほんの数年でもはや世界中のドレスメディアから引っ張りだことなったELISABETTA DELOGU。ヴィンテージのレースやチュールを使い、全て手作業で1点物のドレスを作り出す彼女の才能は素晴らしく、いつ見てもため息が出るような美しさと繊細さ、そして一つ一つのディティールに彼女の花嫁に対する思いが込められたような、そんなドレス。(画像3)

このブースではドレスだけではなく様々な周辺関連商品も発進しているのが特徴です。 

 

イタリアの紳士が通い詰める、知る人ぞ知るオーダーメードテーラーのメンズ用タキシード。(画像4)

 

ヨーロッパでは歩けない新生児のときから 外出にはシューズをはかせるのが常識。そんなベビーのための手作りのシューズは全てハンドメイド。柔らかいベビーの足に合わせて手袋用の柔らかいレザーのみで作られたシューズは愛らしく、部屋に飾りたくなるほどの可愛らしさ。(画像5)

 

ヘッドアクセサリーもその一つ。全てハンドメイドの気品が漂う美しさ。(画像6)

 

そして、花嫁様に欠かせないブーケ。ありがちなブーケを、一つ角度を変えた観点からデザインされた、洗練されたモダンなブーケは今後、トレンドとなりそうな予感。(画像7)

 

 

様々な国で展開されるドレスの展示会ですが やはりイタリアの手作業、職人芸という部分ではまだまだ他の国には真似のできない伝統と層の深さを感じさせてくれた、そんな展示会でした。受け継がれた技を継承していく事を大事にしているイタリア、その技術を受け継いで、進化、発展させている若きデザイナーの活躍が大いに期待されます。今後のイタリアからは目が離せない、そう感じた今年のSPOSA ITALIAでした。

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